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Tokyo Metropolitan Schools for Special Needs Education

02 CARE

学校介護職員

INTERVIEW

  • Q1. 普段、学校介護職員としてどのような業務を行っているのかを具体的にお聞かせください。
    ① 排せつ介助:児童の身体の特性に合わせて介助しております。
    ② 摂食介助:誤嚥等ないよう安全に十分気を付けて介助しております。食べることが大好きな子供が多いです。食べ方や食事の決まりを教えつつ楽しみながら、そして安全に食事をとれるように摂食介助を意識しています。
    ③ 学習介助:教員の指示の下、個別活動時や学級活動時に子供達の得意な点や良い点を生かしながら学習の支援を行っております。また、児童の特性に合わせて、学習支援をしています。
    ④ その他:子供達の体調管理や発作時の対応などを教職員と協力しながら行っております。顔色や表情、嗚咽等などを観察します。また、発作時には時間や様態、サチュレーション等を見ながら対応しています。
  • Q2. 業務のなかで特徴的なこと(老人介護との違い等)、1日の仕事の流れなどをお教えください。
    老人介護を経験したことがないため比較は難しいですが、子供たち一人ひとりの特性を理解し、それに合わせて介助や支援を行わなければいけないことが一番重要だと感じております。学校で過ごす時間や経験が、子供たちの成長に繋がっていくので、児童生徒理解がとても重要で、細かい支援や介助にしても責任をより一層持って取り組まなければいけないのが特徴としてあげられます。また、子供たちと日々関わる中で成長を感じることができることがとても大きなやりがいになっています。

    一日の流れとしては、登校してきた児童を迎え、朝の身支度を済まし、授業の準備・参加をし、その間にトイレの介助や水分、人によっては吸引等の医療的ケアを行います。給食時には子供達の人数にもよりますが摂食介助を行います。給食後は、学年によっては下校、授業準備・参加、という流れです。子供たちが下校した後は、各自作業(教室清掃や、授業で使用する教材作り、教室整備等)を教員の指示の下、行っております。
  • Q3. 学校介護職員になられた理由や、仕事と私生活との両立についてお聞かせください。
    姉が自閉症と知的障害のため特別支援教育に興味があり、障害のある子どもたちに寄り添った支援や介助をしたいと思い学校介護職員を希望いたしました。また、ゆくゆくはこの経験を活かして特別支援学校の教員を目指したいと思っております。

    8:30-17:00が勤務時間で、基本17:00に退勤することができます。残業等はなく、年次休暇も取りやすい環境が整っていると感じています。また、勤務時間が決まっているので働きやすく、私生活との両立はしやすいと感じています。
  • Q4. 仕事中の印象深いエピソード、やりがいなどをお聞かせください。
    ・本人ができたことに対して「できたね」と一緒に喜び合える点。
    ・今までできていなかったことの成功した瞬間を見届けられる点。
    ・子供の成長を共に感じることができるとともに、自分自身も成長することができる点。
  • Q5. 都立特別支援学校介護職員を同じ仕事を考えている方へのメッセージをお願いいたします。
    大変なことも多いですが、やりがいを感じることができる仕事だと思っています。介護経験や障害者支援の経験のある方は勿論ですが、障害者支援に興味のある方や経験を積みたい方にもおすすめすることができる仕事だと考えております。